1984年に誕生したナイキ初のトレイルランニングシューズ。
防水ナイロンやマウンテンバイクのようなワッフルソールを装備するなど、不整地でのランニングに特化した仕様で、ACG前夜に登場した隠れた名作です。
ナイキ初のトレイルランニングシューズ「エスケープ」
2014年ロンドンのナイキラボで行われたACGイベントより、貴重なアーカイブとして展示された「ナイキ・エスケープ」オリジナルモデル。
1984年に登場したナイキ初のトレイルランニングシューズとして、またACGの基礎を作った歴史的モデルとして紹介されています。
ナイキ・エスケープ(1984年)
ナイキエスケープは、ナイキのデザイナーであり現在のCEOであるマーク・パーカー氏によって設計されたモデル。
当時、韓国在住であったパーカー氏は、オレゴン州の広々とした自然に思いを馳せていました。
ナイキ初のトレイルランニングシューズとして誕生した「エスケープ」は、オフロードランナーが遭遇するであろう泥や雨、険しい地形を切り抜けるために開発されました。
1980年代が終わるまでに「all conditions gear」はナイキ独自のカテゴリーになり、1990年代初頭にはエスケープのアップデートモデルがリリースされました。
発売当時の広告から
トレイルランニングシューズの新製品として、バックパッカー系雑誌(1984年7月号)に掲載された「ナイキエスケープ」の広告から。
「普通」から抜け出したいランナーのためのシューズ。
エスケープは最も過酷なコースを走るために設計されており、路上でも同様に優れた安定性を提供します。
アッパー:エントラント加工を施した、耐裂傷性420デニールナイロン – 水をはじくだけでなく、靴内部の湿気を排出します。
「エスケープ」はフルレングスのラスティングボード構造。
熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)のヒールカウンターが後ろ足をサポート、定位置をキープします。
また衝撃保護を長続きさせるため、ミッドソールには二重密度のトミライト素材を採用しています。
さらにユニークなワッフルアウトソールが、足の前足周りと内側近辺を包み込み、トレイルランニングにおいて足の保護とトラクションをプラスします。
復刻モデル
2004年にリリースされた復刻エスケープ。
オリジナルの配色をベースとしたアップデートカラー。
スイス在住のナイキコレクターFabien Hoyois氏のコレクションより。
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