2008年に発売されたナイキ・エアリバデルチの復刻モデル。リリース直後に購入、現在も現役です。(写真は数回履いた後に撮影したもの)
「モワブ」の弟モデル
エアリバデルチとは1992年に登場したアウトドアシューズで、前年リリースの傑作「エアモワブ」の弟モデル。
形も良く似ており、モワブをローカットにしたようなデザインが特徴です。
エアモワブをデザインしたティンカー・ハットフィールド氏のインタビューによると、
「モワブのフォルムは、ネイティブ・アメリカンが履いていたモカシンシューズからの影響。カラーリングはコロラド川を泳いでいる川魚の配色をヒントにした。」
「さらに(ACGチームのデザイナー)スティーブ・マクドナルド氏が、モワブの新しいバージョンとしてリバデルチを考案。いくつかあったデザインからあのフォルムに」と答えています。
関連記事:初期ACGはいかにして生まれたのか – スティーブ・マクドナルド氏のインタビューより。
「リバデルチは爆発的なヒットこそなかったが、最先端な開発プロセスに関してはとてもいい思い出」とも語っています。
ネイティブ・アメリカンのデザインや、広告に使用された古代人の壁画などのキーワードが醸し出す、ハイテクノロジーでありながら独特な「チル感」「ヒッピー感」が初期ACGの特徴です。
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2008年春夏モデルとして復活
この復刻モデルは、2008年の春夏モデルとして2色リリースされたものの一足(もう一色はグレー)。ファーストカラーに結構似ているということで往年のACGファンの間でも話題に(オールドACGファンにも結構評判よかった)。レディースサイズも発売され、ファッション誌のプロモーションも活発でした。
マイ足がけっこう甲広なので、スニーカー購入の際にはプラス1cmから1.5cmが「あるある」ですが、このリバデルチは形が細そうだったので1.5cmを購入。
ウエットスーツ系の素材を使ったインナーソックス「「ハラチシステム」のフィット感も調子良く、足の指だけが靴の中で自由な状態です。
靴ひもを通す穴が2列になってるので、外側を通してきつく締めることができるようにもなっています。
アッパーは全体的につや消しのツルッとした質感。サイド部分、オリジナルはニット系のメッシュ素材ですが、このバージョンは生地目がハニカム構造のリップストップ生地にアレンジしています。
かかと部分にエア装備ということで、オールド系スニーカー着用率が高い自分には、充分なエアー感があり快適です。
靴だけを見ると斬新なデザインですが、履いてみると意外と着る服を選ばない、コーディネートでも便利で着用率が高いスニーカーです。
関連記事:ナイキ・エアリバデルチ(Nike Air Revaderchi)
ちなみに総合格闘家の宇野薫さんもこの2008年バージョンのリバデルチを所有。リバデルチにタイダイ染めのソックスを合わせてらっしゃいます。
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