ナイキ・ポケットナイフ（Nike Pocket Knife）

Nike Pocket Knife
via. K’lent/vnds_t

ナイキ・ポケットナイフ（Nike Pocket Knife）は1998年に登場のアウトドアシューズ。
キャンピングナイフの様に折りたたんでバックパックに携帯、ベースキャンプなどで着用するために開発されたモデルです。

ナイキ・ポケットナイフ新作・新色コレクション（amazon）

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オリジナル。2000年製ポケットナイフ
折りたたみ式、携帯登山シューズの名作「ポケットナイフ」
オリジナル。1999年製ポケットナイフ
カルトなファンも多い、隠れた人気モデル
アップデートモデル「ポケットナイフ DM」
スニーカー・ストアガイド

オリジナル。2000年製ポケットナイフ

ヨーロッパ発のオンライン・スニーカーマーケット「K’lent」でビンテージ・スニーカーを販売する、Juelz Micheletさんのコレクションから、2000年製ポケットナイフ。

Nike ACG Pocket Knife (2000)
via. K’lent/Juelz Michelet

ミッドソールが白のバージョン。スウッシュロゴはサイドに小さく刺繍されています。

via. K’lent/Juelz Michelet

ACGマークはヒール部分に。「三角形+スウッシュ」バージョンです。

via. K’lent/Juelz Michelet

Juelz Michelet : K’LEKT – World’s Leading Sneaker Marketplace

折りたたみ式、携帯登山シューズの名作「ポケットナイフ」

ニューヨーク発のカルチャーメディア「ハイスノビエティ」
2014年6月に特集された「ナイキACG・歴代トップ25」という企画記事から。

「ポケットナイフ」は1段目1番左。
Top 25 ACG Models of all time
via. highsnobiety.com

The 25 Best Nike ACG Models of All Time : highsnobiety.com

ナイキのアウトドア・カテゴリ「ACG」から、歴史に残る名作トップ25モデルを選出という魅力的なこの企画。隠れた名作として知られカルトなファンも多い「ポケットナイフ」がトップモデルとひとつとして選ばれています。

Nike Pocket Knife (1998)
via. highsnobiety.com

「選考委員長」は、スニーカーの歴史研究家で、スニーカーライターとして知られるゲイリー・ワーネット氏。今は亡きロンドン発の伝説のスニーカー・プロジェクト「クルックド・タンズ」の元メンバーとしても知られる人物です。

この記事でゲイリー氏はポケットナイフの特徴を、ACG誕生の背景から熱く語っています。

ナイキ・ポケットナイフ（1998年）

ナイキ・ポケットナイフの興味深いところは、ランニングシューズのトレンドを逆行するかのような外観と、相反する技術革新。

ミニマルで軽量。リュックサックににポイッと投げ込んで、ベース・キャンプで着用するために作られたシューズです。

覚えておいてください。ACG（と、ナイキの全てのアウトドア・ライン）は、おそらくジョン・ロスケリー氏と彼の友人らがベース・キャンプで着用していたナイキの長距離用ランニングシューズがすべての生みの親であり、それは一種の敬意に似たものです。

参照：ナイキの広告素材にもなった、登山家ジョン·ロスケリー氏（左）とリック・リッジウェイ氏の記念写真（1978年）。

John Roskelley and Rick Ridgeway (1978)
The first American to summit K2.

登山家の間では「世界一登ることが難しい山」として知られるパキスタンの「K2」の登頂に、1978年9月アメリカ人として初めて成功した両氏は、アプローチシューズとしてナイキのランニングシューズ「LDV」を着用。「マッチョな登山靴は果たして必要か？」というアイディアは「ACG」ブランド旗揚げのきっかけとなりました。

設計に関わったデザイナー、セルジオ・ロザーノ氏はヒールカウンターを排除。折りたためるシューズに仕上げました。

ナイキは膨大な数のパターンのカラーリングをリリース。ナイキ・ポケットナイフは1998年頃のトレンドにおいて、カルトな人気を誇るモデルとなりました。

足幅が広い方でも超フィットするデザインは、1990年代後半には、たびたび模倣品が出現するほどの人気モデルに。

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