
ゲイリー・アスプデン氏がサポーターである地元ブラックバーンのプロサッカークラブ「ローヴァーズFC」のホームスタジアム、イーウッド・パーク
via C.P.Company
イタリア発カジュアルブランド、C.P.Companyのプロモーションビデオより。アディダス・スペツィアルラインのプロデュースでもおなじみ、ゲイリー・アスプデン氏が「C.P.」について語るという異色の企画。
「C.P.」と出会った頃の青春時代について、アスプデン氏の地元ダーウェンやブラックバーンの話。アディダス・スペツィアルの2018年のテーマでもあるレイブカルチャー「アシッドハウス」体験を中心に話を展開しています。
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アシッドハウス体験と 故郷ダーウェンとC.P. Company
Eyes On The City | London & Darwen : C.P. Company
C.P. Companyを初めて手に入れた時のことは、今でもはっきり覚えています。
1989年のことです。
左胸に「989」と数字が入っていました。
それは、すでに捨てられてしまって、今はもうありません。

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C.P.はブランド自身が、その哲学について雄弁に語ります。
そこに過剰なことなど一切ありません。

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10代前半の頃、私は服のことで頭がいっぱいでした。
当時私たちが着ていたスタイルは、現在「カジュアル」と呼ばれているものです。
しかし私の友人ケヴィン・サンプソンがいつも言うように、(意図のない、という意味での)「カジュアル」では何ひとつなかった、ということです。

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*「友人ケヴィン・サンプソン」とはリヴァプール出身の作家で、「Awaydays

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大学生だった私は、学校生活よりも「アシッドハウス」の方に遥かに興味があったので、マンチェスターの大学を辞めてしまいました。

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「アシッドハウス」の初体験は、1988年9月の木曜日の夜。
(イングランドの北西部の都市)ブラックバーンの「セラヴィ」というクラブでスタート。
それから18か月経つうちに、巨大な倉庫で1万人規模になっていったのを私は目撃しました。

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1980年代は景気後退が原因で、ブラックバーンの倉庫や工場が閉鎖し空き家になっていました。
その結果、そこがアシッドハウスの発祥地となりました。私たちは(そのムーブメントを)肯定的に見ていました。
過去の罪を水に流すこともできる、と。
(対立する人たちは)和解していったのです。
*「和解」について、イギリスのニュースメディア「The Guardian」は当時のことを特集記事で「すべての障害が消え去った。サッカーのフーリガンのなかには、他のチームのサポーターと幸せそうにハグしているヤツを見た。彼らはダンスフロアでひとつになっていた。」と書いています。

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世界を変えるのは自分たちだと、当時の私たちは信じていました。
しかし現実には、そのようにはなりませんでした。

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仕事の拠点をロンドンに構え18年になります。
ロンドンを愛していますし、世界で最も大きな都市のひとつだと思います。

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けれど、まだ「ホーム」とまでは思っていません。

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私にとっての「ホーム」は、
ブラックバーン近郊のダーウェンという町、ランカシャーの東にあります。そこが私のルーツ。
古くからの友人がいて、
私の家族が住む場所です。

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私は今までずっと旅をしてきました。
新鮮で刺激的な、ありとあらゆる人々と出会ってきました。しかし、年を取るにつれて、
やはり「持つべきものは古くからの友人」だということに気づきました。友人達とはいまでも本当にいい関係を築けています。
お互いイギリスの反対側に住んでいるにもかかわらず。

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私が最初にC.P.を「発見」した1980年代後半。
それから30年近くにわたり、
このブランドは私の故郷の文化に不可欠なものです。その文化は今、子供たちへと。
それはまさに、全く新しい世代が「発見」しつつあるのです。

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C.P. Companyはファッションでも、トレンドでもありません。

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私たちのアイデンティティの一部であり、
私たちの一部でもあります。

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C.P. Company 「ミッレミリア」
ゲイリー・アスプデン氏がビデオの中で着用しているのが、C.P. Companyのゴーグルジャケット「ミッレミリア」。
そして若い頃に初めて買ったというC.P.ジャケットが、おそらく1989年にリリースされたバージョンです。

CP Companyのゴーグルジャケット「ミッレミリア」オリジナル。
胸に「1989」とプリントされ、ボタンに「989」と刻印された1989年バージョン。
via Massimo Osti
作家フィル・ソーントン氏は、彼の著書「Casuals
ゴーグルジャケット、ミッレミリアを「息をのむ美しさ」と形容しています。
1988年にはじめてリリースされたミッレミリア・コートは、イタリアで開催された同名のロードカーレースからのインスパイア。マッシモ・オスティのデザインによって頂点を極めました。
他に類を見ないフードにはゴーグルが装備され、左の袖には腕時計を見るための「窓」が付いており、それは実に息をのむ美しさです。
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