アディダス・オリジナルス・マイクロペーサー・シルバーメタリック / ブライトレッド
（adidas originals micropacer Silver Metallic / Bright Red）
image from adidas originals
アディダス マイクロペーサー（adidas micropacer）は1984年に登場したハイテク・ランニングシューズ。1984年7月28日にアメリカで開催されたロサンゼルスオリンピックの開催にあわせて発売されたスニーカーです。
最大の特徴は、左足甲の部分にマイクロコンピューターと液晶ディスプレイが内蔵され、万歩計、ストップウォッチ、時計などの機能が表示されているというもの。（右足甲の部分はコインケース的なポケット仕様。）
2000年には復刻モデルが登場し復活。限定モデルやコラボバージョンがリリースされるなどストリートアイテムとして定着。毎シーズン注目を集める人気モデルです。
アディダス・マイクロペーサー 新作・新色コレクション（amazon）
復刻モデル
アディダス・マイクロペーサー・シルバー（adidas originals micropacer Silver）
image from www.urbanoutfitters.com
（写真上すべて）2014年マイクロペーサー誕生30年を記念してリリースのアニバーサリーモデル。ファースト・オリジナルカラーによる限定復刻が話題に。
アディダス・マイクロペーサー・サイズ? 別注モデル シルバー & ゴールド
（adidas micropacer size? exclusive silver & gold）
image from www.size.co.uk
（写真上）2012年にイギリスの人気セレクトショップ「サイズ?（size?）」の別注企画として復刻したマイクロペーサー。オリジナルモデルを忠実に再現したシルバーバージョンに加え、配色や素材感をアレンジしたゴールドバージョンも同時に発売されました。
アディダス マイクロペーサー シルバー／ブルー／レッド（adidas micropacer silver/blue/red）
image from pistacchio
image from pistacchio
（写真上）アディダスの2008年秋冬コレクションとしてリリースされたリミテッドモデル。メタリックなカラーリングにマイクロコンピューター内蔵とファーストモデルのデザインを継承しつつ、アッパーにスネーク柄のテキスタイルを施したアップデートバージョン。
アディダス マイクロペーサー ゴアテックス ネイビー（adidas micropacer gore-tex navy）
image from chapter-express
image from chapter-express
（写真上）防水透湿性素材※「ゴアテックス（gore-tex）」をアッパーに使用した2008年秋冬モデル。ネイビーに統一されたカラーリングが上品な仕上がりに。
※外から雨などの水分は浸透させず、内側からの水蒸気を外に逃がす素材。
スター・ウォーズ x アディダス・オリジナルス・マイクロペーサー
（Star Wars x adidas Originals Micropacer）image from caliroots.com
（写真上）アディダス・オリジナルスとスターウォーズとのコラボレーション・コレクションから2010年にリリースされたマイクロペーサー。アッパーやパーツなどに登場キャラクターや映画の名場面がプリントされたコレクターズ向けの特別仕様で、エピソード4が公開された1977年に因み、世界限定1977足で発売されました。
アンデフィーテッド x ネイバーフッド x アディダス・コンソーシアム・マイクロペーサー
（UNDFTD x NBHD x adidas Consortium Micropacer）image from ps941.com
アディダス・コンソーシアム2014SSコレクションより、アンデフィーテッド（UNDEFEATED）、ネイバーフッド（NEIGHBORHOOD）とのトリプル・コラボバージョン。アッパーには全面真黒のレザーが使用され、それぞれのロゴがホワイトでプリントされています。
マイクロペーサー・オリジナル・ビンテージ
アディダス マイクロペーサー オリジナル（adidas micropacer original）
image from www.computerhistory.org
「マイクロプロセッサー内蔵のデバイス」としてボストンのコンピュータ歴史博物館（Computer History Museum）に展示されている「オリジナル・マイクロペーサー」。内蔵時計の最終表示は「2009年12月31日」まででした。
アイテム詳細：
1985年台湾製。シリアルナンバー「09 8601 9」。
マイクロプロセッサをベースとするデバイス（靴）。速度と距離、カロリー出力を計算します。靴の左側のシュータン部分には電子装置（小さなLCDパネルと「リセット」と「モード」を読み込む2つのボタン）があります。（「Computer History Museum Artifact Details」より。）
マイクロペーサーのオリジナルモデルは、当時の時代背景※を反映した斬新なデザインが話題となりましたが、高価な価格によって（オリジナルはカンガルーレザーを使用した58000円と高価なモデルだった）あっという間に市場から消えたレアスニーカーです。（1987年頃生産を終了。2000年にシルバーの復刻モデルがリリースされ、2003年頃から独自のカラーリング／異素材でのリーシューモデルや、人気ブランドとのコラボモデルがリリースされ始めた。）
※当時の時代背景としては、1981年IBMが発表したパーソナルコンピュータ「IBM PC 5150」がベストセラーに。家庭用コンピューターへの先駆けとなった。1984年にアップル（apple）がマッキントッシュ（Macintosh）を発表。日本では1983年カシオがG-ショック（G-shock）を発表。同年、任天堂がファミリーコンピュータを発表した。
“TECHNOLOGY TO GO” ポピュラー・サイエンス 1986年1月号/ “Sneakers that think” ニューヨーク・マガジン 1985年6月号。（写真右上の）コンピューターは1983年登場の「Apple IIe」。プーマのRSコンピューター・シューズはかかとにあるポートから直接ケーブルでPCに接続して、ランニングデータの管理ができた。
image from popular science / new york magazine
（写真上）コンピューター内蔵のハイテク・ランニングシューズとして特集が組まれた当時の雑誌。同時期にプーマからリリースされたランニングシューズ「プーマ RS コンピューター・シューズ（Puma RS Computer Shoe）」と比較掲載されています。
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