“TREAT YOUR FEET!” アディダス・トーナメント（Adidas Tournament）

“TREAT YOUR FEET!” 1975 adidas ad image from adidas

TREAT YOUR FEET!
「トーナメント」のカラーバリエーション
※ トーナメント「ハイカット」
※ ゴールド／レッドのトーナメント

TREAT YOUR FEET!

キャッチフレーズは「あなたの足にご褒美を!」。

レザー製バスケットボールシューズのマテリアル（素材の）バリエーションとして登場したモデルが「アディダス・トーナメント」（Adidas Tournament）。

1975年の広告です。

トーナメント・モデルのカラフルなカラーバリエーションは、ブルー、ネイビー、レッド、ホワイト

商品説明によると広告当時のトーナメントは全4色。写真にはアッパーにスエード素材を使用した「トーナメント・ブルー」と、レザーアッパーの「ホワイト」が掲載されています。

Adidas Tournament White image from adidas

Adidas Tournament Blue image from adidas

「トーナメント」のカラーバリエーション

1970年代はじめに誕生し、アディダスカタログに掲載されたトーナメントのオリジナルカラー・バリエーションは

ブルー／ホワイト（ストライプ）
レッド／ホワイト
ゴールド／ホワイト
グリーン／ホワイト
ネイビー／ホワイト
（スムースレザーバージョンの）ホワイト／ブラック

（「ブルー」はローカットとハイカット^※の2種類）

カタログカラー以外にもアディダスはチームカラーに対応し、別注モデル^※が作られました。

“Adidas Tournament Blue” adidas sports catalogue 1972 image from adidas

（写真上）1972年のアディダススポーツカタログに新商品として掲載された「トーナメント」。カラーバリエーションは「ブルー」「レッド」「ゴールド」「グリーン」の4色と記載。

“Adidas Tournament Red & Gold” adidas sports catalogue 1971 image from adidas

（写真上）1971年の広告に掲載された「トーナメント。」左から「ゴールド」「レッド」。

※ トーナメント「ハイカット」

Dan Issel and Artis Gilmore 1974 image from American Basketball Association

（写真上）「サタデー・イブニング・ポスト」誌1974年3月号に掲載されたバスケットボール選手、ABAケンタッキー・カーネルズの2代スターの写真。左から、ダン・イッセル（Dan Issel）と、アーティス・ギルモア（Artis Gilmore）。

カーネルズ時代、アディダス・トーナメントを愛用していたアーティス・ギルモア。ここではホームゲームのユニホームカラー（ホワイト／ブルー）に合わせ、ハイカットのトーナメント・ブルーを着用しています。

Artis Gilmore’s adidas tournament image from American Basketball Association

※ ゴールド／レッドのトーナメント

Austin Carr image from NBA

「オースティン・カーの左にいる選手が、レアなゴールド／レッドのトーナメントを着用している」

ニューヨーク生まれのラジオDJでスニーカーコレクターのボビート・ガルシア氏（Bobbito Garcia）は、彼の著書「Where’d You Get Those?」で上のカードを掲載し、こう述べています。

1973年に発行されたバスケットボール・カードで、NBAクリーブランド・キャバリアーズ（Cleveland Cavaliers）の名ガード、オースティン・カー（Austin Carr）のカードですが、その「左にいる選手」とは、同チームのセンター、スティーブ・パターソン（Steve Patterson）。

足下を見ると、たしかにゴールドにレッドストライプのアディダスを履いています。