
adidas SL 76
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「SL76」は、1970年代中期に登場した軽量ランニングシューズの古典。
1976年にカナダのモントリオールで開催された夏期オリンピックに向け、トレーニングシューズとして開発されたモデルで、前回のオリンピックモデル「SL72」をベースに設計されたもの。
ネーミングの「SL」は、超軽量(Super Light)の頭文字から。
アディダス SL76 新作・新色コレクション(amazon)
1970年代半ばに登場した、スマートなナイロン製トレーニングシューズ
デンマーク市場に向けて1976年に発行されたアディダスカタログから、トレーニングシューズのページに掲載された「アディダスSL’76」(下の段左端のグリーン/イエローのモデル)。

adidas Danish catalog 1976
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ヒットモデル「SL 72」の続編として紹介されています。
SL 76
超人気モデル「SL’72」のスマートバージョンが新登場。特徴的なグリーンのナイロン・アッパーに黄色のストライプを配しています。
黒のパッドとタンによって足にピッタリとフィットし、多孔質素材を使用したヒールウェッジが足を守ります。
クイック・レースを採用。

adidas SL 76
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1978年バージョン、SL 72 & SL 76
オリンピック終了後もリリースされ続け、定番モデルとなった「SL」シリーズ。1978年にはマイナーチェンジを発表しています。
1978年の雑誌広告から。SL 76(右)と兄弟モデル、SL 72。

adidas SL 72 & 76 Magazine Print Advert (1978)
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大きく、ソール部分のデザインが変更。アウトソールの面が広くなり、ミッドソールはサイドが凹んだ形状にモデルチェンジしています。
究極のクッションとトラクションを実現。
「SL72」と「SL76」が生まれ変わりました。
ソールの面積を広くしたことで、着地の際のエネルギーを蓄積。足が地面から離れた時には、より多くのエネルギーが放出され、ステップあたり20%の推進力が発生します。

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全体のクッション性を大幅に向上させるために、より厚く、より柔らかい溝付きウェッジを搭載。

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より一層の安定性を高めるために、フレアヒールをさらに広くしました。

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特殊なプロファイル(溝の模様)が砂や泥を排出します。
プロファイルのレイアウトによって、より多くの屈曲が可能になりトラクション性能が向上。
踵部分のプロファイルは新しくなり、かかとが地面に接地する際のクッション性能を高めました。
かかとの後ろの方が「V字」に変更しています。

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信頼のアディダス・ブランド、この素晴らしい(そして、よく模倣されてしまう)トレーニングシューズを選んで下さい。
革新的なクッションとトラクション機能を内蔵し、最終的には軽量化に成功しています。
これは、アディダスが追求する「トラクション動力学」の画期的な部分です。
パフォーマンスと快適性の新たな基準を創造。
それは真のパイオニアとしての取り組みです。

adidas SL 72 & 76 (1978)
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西ドイツ製オリジナル・デッドストック
ヴィンテージ・アディダスの収集家ablokewholikesadidasさんのコレクションより。西ドイツ製オリジナルのSL76。
年代表記は無いですが、おそらく1970年代半ばのもの。ダメージも見当たらない、非常に状態のよい箱ありデッドストックです。
こちらはクイックレース(靴ひもを通す黄色の「U」)が5つと4つのバージョン比較。ミッドソールの色も違いがあります。
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