アディダス・キティマ(adidas Kitima)

adidas Kitima

アディダス・キティマは1992年に誕生したアウトドア・シューズ。

ネーミングの由来はスワヒリ語(アフリカ東岸部で使用される言葉)で
「運命」を意味する「Kitima」から。

同時期に登場したトレッキング・シューズ「エキップメント・トレッカー
のレディースモデル的なポジションでリリースされました。

「エキップメント・トレッカー」と「キティマ」
アディダス・アウトドアカタログ 1993年版から。

Equipment Trekker and Kitima

デザインの特徴はクラシックなアウトドア・ブーツにハイテクソール「トルション・システム」をミックスさせたハイブリッドな構造。(アウトソールはエキップメント・トレッカーと同じデザイン)

アッパーには撥水加工を施した
フルグレイン・カウハイドを採用しています。

フルグレイン

本来は毛を除去しただけの皮の銀面。表面をバフィングにより除去した革と区別するため、銀面をバフィングしていない鞣し革に対して使用されることが多い。

皮革用語辞典:日本皮革産業連合会

カウハイド

雌成牛の皮。原皮重量30~53ポンド(13.6~24kg)範囲のものをライトカウ、53ポンド以上のものをへビーカウと分類している。銀面のきめは細かいが、皮の線維組織は腹部がルーズである。

皮革用語辞典:日本皮革産業連合会

ベージュのカウハイドに、ライトブルー/グリーンのシューレースを合わせ
女性らしく仕上げています。

adidas Kitima

アディダス1992年のカタログから

1992年北米向けに発行された「アディダス・アドベンチャー」秋冬カタログから。

当時アディダスがスタートした
アウトドア・カテゴリー「アドベンチャー」の新作ラインナップに
レディース専用のトレッキング・ブーツとして登場しています。

adidas Kitima

アディダス・キティマ(adidas Kitima)

撥水加工を施したフルグレイン・カウハイドを採用。
通気性と耐久性、足首のサポートに優れています。

ミッドソールはポリウレタン製。
その内側には横方向の安定性のためのソフトラバーを装備しています。

ラバー・アウトソールのラギッド(ギザギザ)なパターンは
エキップメント・トレッカーを同じデザイン。

女性用のラスト(足型)を使用しています。

アディダス1993年のカタログから

翌年1993年、北米向けに発行された「アディダス・アウトドア」春夏カタログ
トレッキング・フットウェア・コーナーから。

「キティマ」は
新作トレッキング・ブーツ「エキップメント・トレッカー」
のレディース・モデル的に紹介されています。

adidas Kitima

キティマの商品説明のみ抜粋。

アディダス・キティマ(adidas Kitima)

穏やかなトレッキングを楽しむためのモデル。
女性専用ブーツにデザインしました。

撥水加工を施したフルグレイン・カウハイドを採用。
通気性と耐久性、足首のサポートに優れています。

ミッドソールはポリウレタン製。
その内側には横方向の安定性のためのソフトラバーを装備しています。

ラバー・アウトソールのラギッド(ギザギザ)なパターンは
エキップメント・トレッカーを同じデザイン。

女性用のラスト(足型)を使用しています。

via. www.adidas.com

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