アディダス キャンパス 80′s ダークインディゴ／レガシー／ホワイト
（adidas campus 80′s dark indigo/legacy/white）image from adidas
アディダス キャンパス（adidas campus）は、1970年代に登場したトレーニングシューズ。
ホワイトレザー・バージョンとして登場し、1980年代に入ってフル・モデルチェンジ。ベロアレザーのプレーントゥとして再登場します。
プロスポーツの競技用というよりは、コートスポーツやジムでのトレーニング、またスポーツ対応のレジャーシューズとして1980年代中頃までリリースされました。
再評価されるのは1990年代に入ってからのことで、ニューヨーク出身のヒップホップグループ、ビースティーボーイズ（Beastie Boys）のメンバーがこのキャンパス愛用したことで「レアなオールドスクールスニーカー」という新しい価値基準が付加され、（すでに生産中止になっていたため）デッドストックの現存数も少ないことも人気に拍車をかけ、ストリートアイテムとしてカルトな地位を獲得します。
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初期のアディダス・キャンパス
アディダス・キャンパス 1979
（adidas campus 1979）image from adidas
（写真上）1979年に製造されたローカットモデル。アッパーのデザインはバルモラル（内羽根式）タイプで、アウトソールはヘリンボーン・パターン。どちらかというとオリンピア（adidas Olympia）や、ガッツレー（gazelle）をレザーアッパーにしたようなフォルムですが、シュータンには「Campus」の文字がプリントされています。
アディダス・キャンパス 1983年 アディダス・カタログ
（adidas campus 1983, catalogue in English）image from adidas
（写真上）1983年に発行された英語圏向けのアディダスカタログより、バスケットボール・カテゴリーに掲載されたキャンパス。
「ベロアレザー・アッパーに、ヘリンボーン・ソールを採用したローカットモデル」「スポーツとレジャー向けのファッショナブル・シューズ」と紹介されています。配色は写真のバーガンジーのほか、グレー、ネイビーが同時にリリースされています
アディダス オリジナルス キャンパス 80s フォー エクストララージ ブラック／シルバー
（adidas originals campus 80s for xlarge black/silver）image from www.xlarge.jp
image from www.xlarge.jp
（写真上）アメリカロサンゼルス発のストリートウエアブランド「エクストララージ（XLARGE）※」のブランド設立20周年を記念して2011年9月に発売されたアニバーサリーコラボモデル。
オリジナルファーストカラーの中でも特に人気があるカラーリングのひとつで、しかも復刻数の少ない「ブラックスエードアッパーにシルバーストライプ」を再現リリース。インソールに施された「バナナプリント」は、XLARGEのゴリラロゴを連想させるユニークなアップデートです。
adidas Originals CP80s for XLARGE®image from www.xlarge.jp
（写真上）同じく2011年にxlargeブランド設立20周年を記念してリリースされたアディダスオリジナルスとのコラボプロモーションポスター。
「ブランドルーツに深く関わる、あの名作をトリビュート」としてブランドのアニバーサリーイベントにアディダス・キャンパスをピンポイントでフィーチャーしています。（写真上、左はブラックスエードシルバーストライプのオリジナルファーストモデル。右はxlarge20周年アニバーサリーモデル。）
※XLARGEとビースティーボーイズとアディダス・キャンパス
1991年にセレクトショップとしてスタートした「エクストララージ（XLARGE）」はベン・デイヴィス（BEN DAVIS）やカーハート（Carhartt）などのワークウェアや、アディダス（adidas）プーマ（puma）といったスポーツシューズなどを商品構成とし、これらのブランドにストリートアイテムとして新たな価値基準をもたらしたブランドと言われています。
オープン当初、創業者イライ・ボナーツ（Eli Bonerz）が買い付けた1970年代〜80年代のアディダスのデッドストックスニーカーはロサンゼルス・ヴァーモント・アヴェニューのショップに並べられ、株主でありブランドの広告塔であったビースティーボーイズ（Beastie Boys）のマイクDがメンバーとともに着用。
バンドサウンドとメンバーが着用するストリートファッションが話題になったダブルプラチナディスク「チェック・ユア・ヘッド（Check Your Head）」がリリースされたのはそれから半年後のことでした。
「XLARGE最初の大成功はアディダススニーカーのデッドストックを見つけたときだった」とボナーツは語っています。
Beastie Boys photo by Glen E Friedman image from burningflags.com
（写真上）ダブルプラチナ（200万枚以上の売り上げ）を記録した、ビースティーボーイズ（Beastie Boys）のサードアルバム「チェック・ユア・ヘッド（Check Your Head /1992）」のジャケット写真のためのフォトセッションより（1991年）。
左から、Mike D（マイケル・ダイヤモンド）、Ad-Rock（アダム・ホロヴィッツ）、MCA（アダム・ヤウク）。マイクDとアダムヤウクはアディダス・キャンパスを着用。アドロックはプーマのスエードを着用しています
アルバムリリース当時彼らはプーマのクライドモデルやコンバースのトレーニングシューズなど、スエードアッパーのスニーカーを好んで着用していました、そのなかでも当時すでに生産終了していたアディダス・キャンパスは、アルバムの成功と共に彼らのトレードマークに。さらにアディダスを代表する人気モデルとなりました。。
アディダス スエード キャンパス 80’s アルミニウム
（adidas suede campus 80’s aluminum two）image from www.jcrew.com
（写真上）アメリカ発のカジュアルブランド「ジェイクルー（j.crew）」で、別注モデルとして販売されたキャンパス80′s。シルバーグレーのスウェードアッパーが美しい日本未発売カラー「アルミニウム（アルミナム）」。
アディダス キャンパス 80′s フォー ミタスニーカーズ ネイビー & グレー
（adidas campus 80′s for mita sneakers navy & grey）image from mita-sneakers
（写真上）上野の老舗スニーカーショップ、ミタスニーカーズの別注モデルとして2010年に発売されたキャンパス 80′s。
オリジナルファーストカラーでもあり、ビースティーボーイズも愛用した人気カラー「ネイビー／ホワイト」と「グレー／ホワイト」が待望の復刻。
日焼けソールなどのビンテージ加工に加え、クッション性の高いインソールを使用するなど、デザインと実用性を両立するアップデートが加えられた限定モデル。
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