1960年〜1970年代に活躍したアメリカ人テニスプレーヤー、スタンリー・ロジャー・スミス(stanley roger smith)のシグネチャーモデルにして、アディダスを代表するスニーカーの名作。アディダスオリジナルス(adidas originals)からリミテッド・エディション(限定仕様)として販売されたモデルです。
もともとアディダス・スタンスミスは1965年に「ロバート・ハイレット(robert haillet)」というネーミングで登場したテニスシューズで、当時フランスでプロテニスのチャンピオンだった、ロバート・ハイレットのためのシグネチャーモデルでした。ハイレット引退後、アメリカを代表するテニス選手、スタンリー・ロジャー”スタン”スミスが愛用したことから改名されたという、珍しいパターンのシューズです。
(アディダスのサイトを見ると「Stan Smith(スタンスミス)は、1973年にテニスシューズとしてデビュー。」とされていたのでリネーム時期をスタンスミスのデビューとしているようです。)
さて今作ですが、2010年に発売された「1980年代のスタンスミスを再現復刻」という限定モデルで、ホワイトレザーにグリーンの差し色バージョンを購入です。
ホワイトのスムースレザーアッパーにパンチングのラインが3本、クリーム色仕様のソールは結構存在感があります。シューレースはオフホワイトでナイロン系、インソールにはアディダスロゴと三つ葉マークの連続グラフィックが一面に印刷されています。
現行モデル(以前量販店で販売されていたモデル)と比較するとソール、アッパーともに薄めなイメージ。
80年代のフランスメイドと(残念ながら所有していませんので資料などを見て)比較するとフォルムが弱冠ですが細い印象。オリジナルはもうちょっところんとしたというか、ひょうたん型のラインが丸いイメージ。それとロゴ等(ヒールのトレフォイルマークやシュータンの顔のマークなど)がオリジナルよりも弱冠小さく感じました。
シンプルなデザインだけに、全体のシルエットや細部のディテールなどのバランスで印象が変わってくるのもこのスニーカーの特徴だと思います。
購入したきっかけは「完全復刻」と「限定モデル」という言葉に無条件に反応するということもありますが、個人的にはアダム・ヤウク氏※の愛用スニーカーということから(「誰々愛用」にも弱い)。
DVD「ビースティ・ボーイズ・アンソロジー(Beastie Boys Video Anthology)」を久々に見ているとすてきなスニーカーが続々登場。なかでも「シェイク・ユア・ランプ(Shake Your Rump 1989年)」のPVでMCAが履いている白いスニーカーに反応してしまい衝動買い。某セレクトショップの通販にてめでたく購入しました。
※アダム・ヤウク(Adam Yauch 1981–2012)ニューヨーク・ブルックリン生まれ。MCAとしてビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)のMCを担当。ベーシストとしてもグラティチュード(gratitude)などで名演を残しています。
Shake Your Rump / Beastie Boys
image from www.beastieboys.com
アディダスは基本サイズ大きめを買っていますが、このモデルは、1.5cmサイズアップの29cmを購入。(甲広の足なので足の先は空間が開きますが、幅がジャストな印象です)
「スニーカー=テニスシューズ」という時代が昔はあったそうですが、まさにベーシックスニーカーの王道。どんなコーディネートとも相性がいいので、1足あると本当に便利なスニーカーです。
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