アディダス マラソントレーナー(adidas Marathon TR)は1979年〜1980年に登場したランニングシューズ。オレゴン大学陸上部のコーチであった、ビル・デリンジャー(Bill Dellinger)のアドバイスにより完成されたレトロスニーカーの名作です。
アディダス・マラソントレーナー 新作・新色コレクション(amazon)
アディダス マラソントレーナー ブルー/シルバー
(adidas marathon TR blue/silver)image from www.adidas.com
(写真上)アディダスUKにて復刻販売された日本未発売モデル。ブルーのスエード、メッシュアッパーにシルバーのストライプが絶妙なカラーリングです。
このモデルの最大の特徴はアウトソールがマルチトレフォイルパターン(アディダスの三つ葉ロゴ)になっていること(写真下)。
マルチトレフォイルパターン
image from www.adidas.com
アウトソールのデザインのインパクトだけでなく、路肩や不整地においてサスペンションの役割をもち、ミッドソールは足の横ぶれを防止するという構造になっています。
オリジナル1970sモデル
アディダスの資料室に保管される最初期モデル。
解説はアディダスの保存記録より。
マラソン・トレーニング
1979-1983 ランニングシューズマラソン・トレーナー(「マラソン・トレーニング」とも呼ばれる)は
ランニング・カテゴリーにおいて
アディ・ダスラー氏が開発指導に関わった
最後のモデルのひとつ。テストランナーとして
開発プロセスに参加した
ニュルンベルクからの一団は、プロトタイプのレポートを
毎週報告しなければならなかった。製品番号3484 ドイツ製。
デザインとイノベーション
シューズのために特別な木型が製作された。アウトソールの構造は、
どんな地面においても
クッション性を発揮する最先端な仕様。素材
アッパーはしっかりとした3Dメッシュ素材。
縁取りはピッグスキン・スエード製。
タン部分は3層のナイロンをフレーム結合したものを採用。
ミッドソール、ヒールウェッジはホワイトのEVA製。ハーフシェル・ラバーソールはコンケーブ状で
ヒール・スポイラーを装備しています。via. www.adidas.com
「コンケーブ」「ヒール・スポイラー」「ウェブ」
アウトソールはアディダスロゴの「三つ葉」を図案化したもの。
外側が大きな三つ葉で
内側が小さな三つ葉。
これが若干の「すり鉢状」(コンケーブ)を生んでいます。
ヒールサイド部分は走行時の安定感を保つために
硬めの素材が使用され、
踵は後ろに突き出しています(ヒール・スポイラー)。
さらにミッドソールには
ナイロンを網目状に施した
クッショニング・システム「ウェブ」を搭載しています。
1980年のカタログから
ドイツ国内で発行されたアディダスカタログ1980年度版より。
1. 新製品
“マラソン・トレーニング”
業界誌「ランナーズワールド」において最高の評価(5つ星)を受賞。
卓越した走行性能と優れたクッション性。
凹状のアーチ型ソールはエアクッション効果により、心地よいソフトな感触を実現します。3層プロファイルを搭載。また3部構成のスポイラーは耐衝撃性に優れ、
超弾性素材を採用したメッシュ状のウェッジは、高い衝撃吸収性を発揮します。
アディダス マラソントレーナー ブラック/ホワイト
(adidas marathon TR black/white)image from www.adidas.com
(写真上)アディダスUKにて復刻販売された日本未発売のロートップカットモデル。ブラックのスエード、メッシュアッパーにホワイトストライプスのベーシックカラー。
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