adidas Rimini
アディダス・リミニ（adidas Rimini）は1970年代に登場したレジャーシューズ。
リゾート地での軽いウォーキングやハイキング、またコンフォート系のスポーツカジュアル・アイテムとしてリリースされたモデル。
ネーミングは、イタリア北東部にあるビーチ・リゾート都市、リミニ（Rimini）から。
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「リミニ」と「イビザ」
1976年デンマーク国内で発行されたアディダス・スポーツカタログ、
Fritid（レジャー・シューズ）のコーナーより。
ダークブラウンのスエードモデルが「アディダス・リミニ」。
そのカラーバリエーション・モデルとして、
同じくリゾート地の名前が付けられた、
ラベンダーブルーの「イビザ」が掲載されています。
「リミニ」と「イビザ」
adidas Danish catalog (1976)
リミニ
茶系コンビのレジャーシューズ。履き口部分にパッドを搭載した、ソフトスエード素材のダービーカット・モデル。軽量で耐久性のあるPUソール。アーチサポートを内蔵。快適な履き心地を追求したコンフォートシューズです。
イビザ
「リミニ」と同型デザイン。
ラベンダー・ブルーにラベンダーカラーのストライプが魅力的です。
Ibiza & Rimini (1976)
「リミニ」と「コスタ」
1977年ドイツ国内向けに発行された
アディダス・レジャーウェア・カタログより。
このカタログでも
リゾートシューズな演出で「リミニ」が登場。
リミニ（Rimini）
adidas catalog (1977)
リミニ
「コスタ」と同モデル“Rimini”. Gleiches Modell wie “Costa”
「コスタ」とは同カタログに掲載の兄弟モデル「アディダス・コスタ」のこと。
「リミニ」よりも明るめなブラウン・スエード・バージョンとして登場しています。
コスタ（Costa）
adidas catalog (1977)
コスタ
柔らかいベロアに、
発泡ポリウレタンソールの
超快適なレジャーシューズ。“Costa“. Superbequemer Freizeitschuh aus weichem Velours, mit geschäumter PU-Sohle.
「コスタ」は、スペイン語で「海岸」”costa”から。
豊かな（Rica）海岸（Costa）を意味する「コスタリカ」などを連想させるネーミングです。
若干のデザイン変更
1978年発行の、英語圏（おそらくイングランドやアイルランドなど）向けアディダスカタログより。
ここでの「リミニ」は若干のデザインの変更が見られます。
スエードの茶色がかなり明るくなり、タン部分にはロゴが入ったタグが縫い付けられています。また、爪先部分には通気穴が開けられるなどのモデルチェンジが確認できます。
adidas catalog (1978)
また、靴ひもを通す穴の数の変更、ハトメの金属パーツが無くなり、
ヒールパッチも履きやすさを考慮して「上に伸びて」います。（おそらくトレフォイルロゴがプリントされているようです）
前年モデルはこんな感じ
adidas catalog (1977)
1978年バージョン、製品解説より
レジャーシューズ「リミニ」。
スエードと発泡ポリウレタンソールの軽量シューズ。(1) Leisure shoe “Rimini”(3824), light
shoe made of suede with foam polyurethene sole.
via. www.adidas.com
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