アーサスベイプ（ursus bape）

アーサス・ベイプ（ursus bape）は、かつて存在した東京発のブランド。

人気ブランド、ア・ベイシング・エイプ（a bathing ape）のニュー・アパレルラインとして2009年にスタート。

ブランドのディレクションは、エイプの創設者NIGO氏の盟友で
「TET」としても知られる、ダブル・タップス（wtaps）デザイナー西山徹氏。

デザインコンセプトは「アメリカンカジュアルをベースに、あくまで現代のフィルターを通したファッション」

遊び心とギミック（仕掛け）、ディテールへのこだわりは、bapeとも印象の異なる独特なシルエットや雰囲気が特徴で、普遍的なベーシックであるとともに、コーディネイトしやすいアイテム、ウエアが魅力のブランドです。

西山徹氏の（当時の）プロダクトコンセプトより。

いつ、どんなときに、どうやって使うか。
洋服をコレクションとして制作する際、常に念頭に置いていることです。
僕が考える洋服のコレクションとは
「今、巷を賑わす気になる流行」を取り込んだことが売りのシーズンごとに断ち切られたコレクションではなく、
最低限の機能をデザインとして、
ブランドが定め持った世界観の中において
一貫したテーマをプロダクトに落とし込むことです。

それらは流行に流されて古臭くなってはいけないし。
今か今かと、使う頃合いを考えすぎるようなものでも良くない。
はたまた説明書を付けなければ理解不能なものであってはいけないわけです。
四季をシーズンとしてブランドというテーマの枠組みに沿ったプロダクトを制作し続けることが僕の務めです。

西山徹
Tetsu Nishiyama a.k.a. TET/BLITZ

親ブランドである、ア・ベイシング・エイプは2011年2月1日、香港の大手アパレル企業I.Tによって事業買収。

2013年にNIGO氏がブランドデザイナーを正式退任した同時期に
アーサス・ベイプは終了しています。

NIGO氏と西山徹氏のプロジェクトは
2015年、新ブランド「DOUBTFUL AS DOUBLE®」というかたちで新たにスタートしています。