スプリングコート(spring court)ブランド情報

スプリングコート(spring court)ヒストリー

フランスで最初のスニーカーが誕生

1900年代初頭のフランス、スプリングコートの創始者であるテオドール・グリムソン氏(Théodore Grimmeisen)は、当時、新素材であったラバー(ゴム)を使用して防水性に優れた長靴の製造を開始。ラバー製の長靴は、それまで「サボ(木靴)」を履いて農作業をしていた農民たちを、足の負担から開放しました。

グリムソン氏は、ラバー製の長靴の技術を「スポーツシューズ」に応用。当時パリ郊外のテニスクラブに通っていたグリムソン氏は、テニスシューズとして一般的に履かれていた、革靴やエスパドリーユの代わりに、ゴムソールのキャンバス・シューズを開発。

クッション性の高い斬新なシューズは「テニスコートをぴょんぴょん飛ぶようだ」」「履き心地がスプリング(バネ)のように快適」と絶賛され注目を集めます。1936年に、スプリングコート(spring court)としてブランド登録。フランスで最初のスニーカーが誕生しました。

通気性とクッション性の高い名作テニスシューズ

第二次世界大戦後の1945年、テニスのフレンチオープンが再開。スプリングコートのテニスシューズはプロのテニスプレーヤー、歴代のテニスチャンピオンたちに愛用され定番シューズとして急成長。

1952年には、現在のスプリングコートのシューズ仕様である「着脱可能で、丸洗いできるインソール」と、天然ゴムソールの側面左右にある、4個の空気穴(計8個)によって通気性を確保した「ナチュラル・パーマネント・ベンチレーション・システム(Natural Parmanent Ventilation System)」が開発されます。

ジョンレノンが愛用したフレンチスニーカーの名作

スプリングコートのシューズは、50年以上たった今でも 創業当時から使用されている靴の鋳型から全く同じ形でソールを製造。さらに一足ずつ手縫いによるハンドメイドをしているという、単に「レトロスニーカー」とは言えない、超ロングセラー・スニーカーブランドです。テニスシューズとしてはもちろん、そのシンプルで美しいデザインから、ジョン レノン(John Lennon)をはじめ、世界中の有名アーティストなどの足元を飾ってきたことでも知られています。

ビートルズのスニーカー(beatles and sneaker)
image from apple.com

写真は1969年頃のビートルズ・メンバーの足元。向かって左からジョージ、ポール、ジョン、リンゴ。右から2番目は、ジョンレノン愛用の白のスプリングコート。「4個の空気穴」がみえます。ちなみに一番左はジョージハリスン愛用の白のジャックパーセル。

公式サイト

スプリングコート(spring court)公式サイト

springcourt.fen.co.jp

取り扱い店

ズィークラフト(z-craft)

タイトルとURLをコピーしました